シンガポール・ニューワールドホテル倒壊事故について(1986年)


1986年3月15日シンガポールの1つ星ホテル「ニューワールド」として知られる
「ライアンヤックビルディング(Lian Yak Building)」が建物の構造欠陥が原因で倒壊した。

シンガポール ホテル 倒壊

出典:masterbuilder.co.in
この事故で33名が死亡し、当時シンガポールでは戦後、最悪の災害だと考えられていた。
生き埋めになった人々の救出にはホテルの従業員を含むシンガポールのSCDF(シンガポール民間防衛軍)、消防、SAF(シンガポール軍)および外国の専門機関が行った。
4日間の救出活動の末、17名の生存者を救出した。

事故の起こる前夜、ある証人によるとナイトクラブにて亀裂するような音を聞いたという。
そして事故当日、ホテルのフロントでは従業員が壁全体に広がる亀裂を発見した。
しかしその時は、特に問題視していなかった。

10:45頃、受付スタッフが大きな爆発音のような音を聞き、ベルボーイは壁を補強するために
木材を集めるように言われたという。

11:10頃、通行人は地震のような揺れを感じ、
11:21分、従業員は天井から落下する破片をみた。

そして11:27分頃、建物は1分足らずで倒壊したのである。

その後、12時30分ころに2人の救出に成功した。
しかしまだ、多くの人々が10メートル以上も下に埋もれていた。

重機を使用してがれきを掘ると、さらに崩壊がはじまり救助を待つ人の命に関わる。
そこで、トンネルの専門家が集められた。
地下鉄の建設のためシンガポールに駐在していた英国、アイルランド、日本人たちが
救出に当たった。

彼らは生存者探知機、赤外線撮影装置、切削工具などを使用し、慎重に救助を行った。
そして3月17日の午後11時に最後の1人となる生存者を救出した。

(引用元:failures.wikispaces.com&eresources.nlb.gov.sg

地震大国の日本では、多くの地震災害により多くの建物の耐震化が進んでいる。
しかし世界中で見ると、欠陥のある建物が未だ多く存在している。

近年、ニュースでも建物の欠陥により多くの命が失われたという報道も聞く。
さらに自分が、旅行先でこのような事故に巻き込まれないとも言い切れない。

今後、世界中の建物の安全な構造化はさらに重要視されていくことだろう。


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