名古屋駅に併設されている高級ホテル・名古屋マリオットアソシアホテル
オープンから今年で15年周年をむかえました。(2000年5月オープン)

ホテルアソシア名古屋ターミナルの挑戦

出典:associa.com

名古屋マリオットアソシアホテルとなる前は、JR東海の関連企業である「ホテルアソシア名古屋ターミナル」として経営しており
名古屋の老舗ホテルとして知られていました。

しかし、ホテルはバブル崩壊とともに4期連続の赤字経営。退陣したホテルの経営陣の後に、総支配人に選ばれたのが、当時、JR連合の事務局長事務局長であった
柴田秋雄(しばた あきお)さんでした。

柴田さんの挑戦は、ドキュメンタリー映画「日本一幸せな従業員をつくる!~ホテルアソシア名古屋ターミナルの挑戦~」にもなっています。

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8億円の借金

柴田秋雄

出典:dou-shuppan.com

当時、ホテルは名古屋駅前にあるにもかかわらず8億円の借金を抱えていました。
柴田さんが、初めて任された仕事は、「3分の1に人員を削減すること」で、
異動者を100人作らなければいけないという汚れ仕事でした。

しかし柴田さんが行った計画は意外なものでした。

柴田秋雄(しばた あきお)さんの当時のモットー
・希望退職は募らない
・いい子、悪い子、普通の子をつくらない
・解雇者0

柴田さんは、上記のモットーのもと、社員1人1人と面談を重ねていきました。
それも1度ではなく3度。4度行った人もいるといいます。

最初は柴田さんを信頼していなかった社員たちも面談を重ねるごとに柴田さんを信頼していきました。
その結果、1回目の進路アンケートで「他に転籍してもよい」と答えたのは5人でしたが、
面談の回数を増やすごとに「転籍してもよい」という人は増えていきました。

そして転機は訪れました。それは平成12年にJR名古屋高島屋に6人の異動が決まった時でした。

現在の給料と変わらない条件で本来であれば中途入社のないJR東海グループ企業への辞令を出した際、
異動する社員たちが「柴田さんはウソを言っていない。絶対に入れないJRグループに本当に異動できるんだ。」
としゃべりはじめました。

そして、徐々に従業員の心は動いていき、結果150人いた社員は当初の目標であった50人となっていました。

精鋭部隊ではない従業員たちらとのスタート

優秀な従業員から、移籍していくのが自然の流れであったため、人員削減後に残った50人の従業員は
精鋭部隊とは言える状態ではありませんでした。

そんな中、柴田さんが最初に行った事は1泊2日の合宿でした。
そこで、従業員と役職を外して本音で語り、柴田さんの「俺と一緒に死ねや」という言葉に従業員の心に火がつきました。

もちろん、柴田さんの言葉に心を動かされない従業員もいましたが、
柴田さんには『組織は2割が変えればことの成果はできる』との確信がありました。

他のホテルがやなないことをやる

新しいホテルづくりを始めた従業員たちでしたが、ホテルのモットーは
『他のホテルでやってないことをやる。隙間作戦』を実行することでした。

例えば、喫茶店を創るなら、街のおばあちゃんとおじいちゃんがやっている喫茶店にしたり、
ホテルの入り口で屋台販売も行いました。

その際、屋台で販売した栗金団は売り上げ7000万円にもなったといいます。

その後、ケーキをつくるならアルバイトがフランスまで視察に。
チョコレートは北海道やスイスになど、積極的に従業員たちを外へ勉強に行かせました。

その結果、朝食に出している出汁巻き卵は絶品だと話題となり、お土産に持って帰る人も
いれば、他のホテルに宿泊し、朝食だけホテルアソシア名古屋ターミナルで食べるという人まで出てくるようになりました。

会社が楽しい時間に

自分たちで何かをつくっていくことで仕事に面白さが出て、職場でのサークル活動も盛んになっていきました。
楽しくなって家に帰らない。そんな従業員たちが増えてきたそうです。

(引用元:愛の経営研究会

まとめ

ホテルというのは、人と人との繋がりが特に色濃くでる職業だと思います。
そんな中、従業員たちが「仕事を楽しい」という気持ちで仕事をしていれば、自然にお客さんたちにも、より良いサービスができる。

その結果、赤字経営だったホテルは見事、再建することができたのだと思います。

柴田さんが、ホテルを再建できたのには「人を大切にする」「自ら行動する」「恐れない」
この3つを徹底していたからだと思います。

柴田さんは、インタビューで
「最近、従業員たちと交流を深めるため社長が従業員の誕生会を
開く会社も多いという、しかし、「一言くらいありがとうを言わんか?」と感謝を求める社長が多い。
そりゃ従業員はうっとうしく感じるよ。そんな社長の顏なんてみたくない。」
と語っています。(引用元:愛の経営研究会

本来、誕生日は見返りを期待せずに、その人の誕生を心から祝うもの。
それを、「お前のためにせっかくやってやったのに」という気持ちで祝われたのでは、
社員も全く嬉しくありません。

これは会社だけでなく、わたしたちの私生活でも言えることです。
「せっかくやってあげたのに」という言葉を、私たちは使いがちですが、
その人が、望んでもないことをやってあげて、感謝の気持ちを求めるのは筋が違うと思います。

柴田さんの生き方・インタビューから、「人を大切にするということは、相手の幸せを本当に考えて
行動すること」そして「見返りを期待しないこと」だと考えさせられました。

人は、無意識に自分を1番に考えがちですが、経営でも友情関係でも、
「相手のことを心から思って行動すること」が仕事や、人間関係を円滑に進めるためには1番重要だと感じました。

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