2019年4月8日マレーシア北部ペルリス州の海岸に、
ロヒンギャ族41人が漂着し、34人が保護されていると警察が発表しました。

ロヒンギャとは、ミャンマーのイスラム系の少数民族で
彼らが迫害されてきた歴史は長いのです。

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ロヒンギャ族とは?

ロヒンギャ族とは、ミャンマーのラカイン州(旧アラカン州)に住むイスラム系の少数民族です。

1948年にミャンマーは英領植民地から独立し、「ロヒンギャ族」と名乗るようになりました。
当時は、ロヒンギャ族は差別的には扱われていませんでしたが、
迫害を受けるようになったきっかけは1962年に起きた軍事クーデターでした。
ビルマ式社会主義が成立すると、ロヒンギャ族の差別はひどくなっていきました。

なお、1982年にはロヒンギャはミャンマー土着の民族ではないことが「合法化」され、
ロヒンギャは外国人と見なされるようになったのです。

ロヒンギャ族が嫌われる理由とは?

ロヒンギャがミャンマー国民に嫌われる理由は主に3つあると言われています。

ミャンマーでは国民の約9割が上座仏教徒(じょうざぶぶっきょう)です。
一方で、ロヒンギャ族はイスラム教を信仰しています。

ミャンマーの国民は、イスラム教が高い出生率を維持して人口を増やし、
仏教徒の聖地であるミャンマーを乗っ取るのではないかという恐怖心を痛いているといいます。

2つ目は、ロヒンギャの肌がミャンマー民族よりも黒く彫りが深い、ミャンマーの国家語のビルマ語を
上手に喋ることが出来ない事が理由です。

3つ目は、ロヒンギャは
バングラデシュから入ってきた不法移民であり、勝手に「ロヒンギャ」という民族名を語っている事に対して
強い反発心があるからだといいます。

(引用元:gendai.ismedia.jp

このようにバングラデシュ南東部の方言に似た言語を話すことや、宗教的な違いから、
ミャンマー政府と国民は「バングラデシュ移民」とみなし、嫌われており
多くの人は国籍も与えられていません。

1990年代には、迫害を受け25万人以上が難民となりました。

ロヒンギャ族は、国籍もm移動の自由もなく、
教育や福祉のサービスからも除外されるという過酷な環境下で生きているのです。

そんな過酷な環境・迫害から逃れるために多くのロヒンギャ族が
国外へ避難しようとして漂流・保護されています。

海の棺桶

ロヒンギャ族は、迫害を受けて多くの人々はタイを目指しそこからイスラム教国のマレーシアへ
渡ろうとします。

しかし、その過程で多くのロヒンギャ族は、密航業者に騙されて
人身売買の被害に合う被害が続いています。

2015年には、ロヒンギャを乗せた密航船が各国
から受け入れを拒否され海上を漂流しており、
取り締まりが強化されると、多くのロヒンギャが殺害されるという最悪の事態となりました。

この船は、「海の棺桶」と呼ばれ1800人の死体が海に沈んでいると言われています。
(引用元:courrier.jp

まとめ:なぜ、ロヒンギャは嫌われるのか?

なぜ、ロヒンギャ族はミャンマー国民から嫌われるのか?
その理由は宗教的な違いや、肌や顔形の違い、そして自分たちと同じ「言葉」を話さないから
というものでした。

ロヒンギャ族は嫌われているという軽いものではなく、常に命の危険がある過酷な状況下で
生きている状況です。

人間として生きる権利を剥奪されているとも言える強烈な迫害を受けています。
その迫害から逃れようと密告すると、さらに別の者に利用され、人身売買の被害に合うリスクが高くなるのです。

人身売買の被害に会わずとも、海上で漂流し命を落とす人々も少なくありません。

このような迫害が、今の時代も行われているという現実を
私たち日本人は知っておく必要があります。


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