既婚男性とプラトニックな恋愛をしている場合、肉体関係よりも精神的な繋がりを求めていることが多く、女性は「本気なのかな？」と期待してしまうものです。
そこで今回は、「プラトニックな恋愛の意味」「プラトニックな恋愛をする男性心理４つ」について解説します。
男性がプラトニックな恋愛をする「本音」を知りたい方は、ぜひ、この記事を参考にしてみてください。
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プラトニックな恋愛の意味
体の関係を持たない恋愛を意味する「プラトニック・ラブ」の語源は、古代ギリシャ時代までさかのぼります。
プラトニック・ラブは古代ギリシャ哲学者のプラトンが唱えたもので、彼の著書「饗宴（きょうえん）」で紹介されたのが始まりです。
古代ギリシャ時代には、男性の年長者と少年の恋愛関係（今で言う同性愛）」が盛んであり、プラトンの師匠であるソクラテスもまたその1人でした。
それがいつの間にか、男女間の体の関係を持たない「純愛」という意味合いで広がっていったのです。
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プラトニックな恋愛をする男性心理４つ
1.体の関係を持つことが面倒
女性は体の関係を持つだけの関係であっても相手に多くの条件を求めますが、男性は質より量を求めるため、肉体関係を持つ相手に求める条件はさほど多くはありません。
それだけ性欲が強い男性ですが、中には体の関係を持つことにあまり興味を持てない男性も存在します。
もちろん彼らも性欲はありますが、女性と肉体関係を結ぶとトラブルになる可能性があるので、それなら1人で解消した方が良いと考えるのです。
また、過去のトラウマにより、そういった行為に自信がないため、深い関係を築くことを避けていることもあるでしょう。
2.純愛
一般的に人間が恋をするのは子孫繁栄のためですが、心理学の視点から見ると、人は誰かに愛されたいという欲求から恋愛をします。
心理学者マズローは、人間には5つの欲求段階があり、以下の5つの段階の下層（第一層）から順番に満たしていき、その後、より高い次元の欲求を欲するという「欲求階層説」を唱えています。
第４層：尊厳欲求（承認・尊重の欲求）
第3層：社会的欲求（所属と愛の欲求）
第2層：安全欲求
第1層：生理的欲求
第2層までは生きるために必須のもので、第3層の「社会的欲求（所属と愛の欲求）」では、「家族に愛されたい」「友達が欲しい」など家族や仲間との親和関係を求めたり、何かの集団に所属したいという欲求が生まれます。
第4層の「尊厳欲求（承認・尊重の欲求）」では、「尊敬されたい」など他者に認められたいという承認欲求が生まれます。
つまり「欲求階層説」で説明すると、社会的欲求と承認欲求を満たしたいがために恋愛関係もしくは家庭を持つ人が多いと言えるでしょう。
このような男性は、自分が愛されるよりも相手が幸せになることが何よりも重要なので、プラトニックな恋愛でも満足できるのです。
3.肉体関係以外のものを求めている
男性が浮気するのは、パートナーから得られないものを他で補おうとする「不足原則」という心理が働いていることが多いです。
例えば、既婚者男性が奥さんで性的欲求を満たせていても、「褒めてくれない」「自分を認めてくれない」など精神的な面で不満があると、その不満を解消してくれる女性に惹かれてしまうのです。
既に性的欲求は満たせているため、プラトニックな恋愛を他の人とすることで、パートナーから得られない「精神的な欲求」を満たそうとしていると考えられます。
4.本気で好きで関係を続けたいから
お互いに本気で好き合っていても、どちらかもしくは両方が既婚者で離婚が難しい場合、肉体関係を結べなくても関係を続けたいと考える男性もいます。
プラトニックな関係を続けていて、精神的な結びつきが強くなれば、離婚を視野に入れて一緒になる覚悟をする人もいるでしょう。
プラトニックな恋愛に対しての男女の考え方の違い
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1.男性は体の浮気が許せない
チャップマン大学のフレデリック教授の研究によると、女性の35％が体の浮気に動揺したのに対し、男性は54%がパートナーの体の浮気に動揺するという結果が出ました。
これには、「父親の不確実性」が関係しています。
女性は子供を自分で生むので生まれた子を自分の子供であると確信できますが、男性は生物学的に100%自分の子供だと確信することはできません。
これを、「父親の不確実性」といいます。
男性は自分の遺伝子を確実に受け継がれるよう、パートナーには貞節さを求めるのです。
2.女性は心の浮気が許せない
同調査によると、男性の46%が心の浮気に動揺したのに対し、女性の65%がパートナーの心の浮気に動揺したという結果が出ています。
女性の場合は、自分が産んだ子は自分の子だと確信できますが、パートナーが他の女性に心変わりしてしまうと、妻もしくは彼女としての自分の立場が脅かされてしまいます。
（参考文献：チャップマン大学）
3.男性は「心の浮気」はOKと考えている傾向が強い
研究結果からも分かるように、男性はパートナーの「体の浮気」が許せない傾向が強いです。
そのため、男性は女性も同じだと考え、 「体の関係を持たなければ許されるだろう」という心理が働いていると推測されます。
近年では、プラトニックな浮気が流行っているようですが、このような男性心理が背景にあるのかもしれません。
プラトニックな関係を続ける彼はあなたに本気？
相手男性が既婚者の場合、プラトニックな関係を続けるのは、体の関係を持つだけより本気度が高いと判断することもできますが、彼が離婚を考えるほど本気かどうかを見極めるのは難しいものです。
そこで、彼があなたに本気かどうかを見極めるには、男性心理に詳しいプロの占い師に相談してみるのも1つの方法です。
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【結論】プラトニック・ラブは本気の可能性も
今回は、「プラトニックな恋愛の意味」「プラトニックな恋愛をする男性心理５つ」「プラトニックな恋愛に対しての男女の考え方の違い」について解説しました。
プラトニックな恋愛を続ける男性は本気である可能性もありますが、相手にパートナーがいる場合、パートナーから得られないものを得たいという心理が働いているだけのこともあります。
なお、当サイトではプラトニック恋愛する男性心理だけでなく、「既婚男性が本気で惚れたらどうなるのか」についてもご紹介しています。詳しくは、以下よりご覧ください。
（※）参考文献
・斎藤 勇「男女がうまくいく心理学辞典」（朝日新聞出版）
・斎藤 勇「図解心理学用語大全」（誠文堂/新光社）
・金政裕司/相馬敏彦/谷口淳一「図解 史上最強よくわかる恋愛心理学」（ナツメ社）
