「神の診察眼」を持つ主人公の天才医師が、その観察眼を武器に
さまざまな事件を解決していくドラマ「無痛~診える眼~」は、久坂部 羊さんの「無痛」が原作となっています。

俳優の西島さん演じる主人公の天才医師・為頼英介は、
病気を見抜けるだけではなく、犯罪者に現れる「犯因症」を見抜くことができます。

犯因症とは、公式のHPでは「エネルギー過多の一種で、犯罪を起こす者に現れる徴候」と説明されています。
(引用元:フジテレビ)

 

ad by google

犯因症を簡単に説明すると

犯因症を簡単に説明すると『犯罪を犯す人物の顔や外見に現れる特徴』と言い換えることができます。
例えば、小説「無痛」では、犯罪を犯す者の顔に現れる症状として「額(ひたい)にM字型のしわ」という
特徴を挙げています。

そもそも「犯因症」というのは犯罪学の父と言われているロンブローゾの理論をヒントにしているようです。

ロンブローゾは、「生来的犯罪人説(せいらいせいはんざいにんせつ)」という理論を発表しています。
生来的犯罪人説というのは、遺伝的、身体的にある特徴を持って生まれた人間は、70%の確率で将来犯罪を犯す可能性が
あるというもの。(後に約35-40%%に修正)

いわば、「生まれた時点で、その人が犯罪を犯すか犯さないかは、ほぼ決まっている」という意味です。

ロンブローゾは研究ののち、以下の身体的・精神的な特徴を持つ人ほど、生来的犯罪人になりやすいという仮説をたてました。

【身体的な特徴】

・異常な歯並び
・小さい脳
・大きなあご
・長いうで
・わし鼻

など・・・・

【精神的な特徴】

・惰性
・知能の低さ
・衝動性
・道徳性の欠如

など・・・

ロンブローゾは、犯罪を犯しやすい人は猿に先祖返りしたような身体的な特徴を持つと主張し、当時から批判を受けました。
現在、ロンブローゾの理論の科学的な根拠は否定されています。

しかし、現在でも犯罪を起こしやすい人の特徴として「容姿の悪さ」「知能の低さ」などに対しての偏見・差別は
残っています。

ロンブローゾの理論は否定されているものの、彼の「生来的犯罪人説」が犯罪学のはじまりとも言われているので
彼の功績は大きいものです。

またロンブローゾの理論は、さまざまな分野に影響を与えました。
その影響は小説・文学の分野まで広がり、ブラム・ストーカーの代表作『ドラキュラ』にも
その影響が見て取れるそうです。

また有名な「天才と狂人は紙一重」という言葉もロンブローゾの『天才論』から生まれたものです。

参考文献:esdiscovery.jp/wikipedia

 

ドラマ無痛で出て来る「犯因症」も、あくまで「フィクション」として楽しみたいものですね。

[blogcard url=”http://goo.gl/pZ8mB6″ description=”外見だけで症状が完璧にわかる驚異の医師・為頼が連続殺人鬼を追いつめる。”]無痛 (幻冬舎文庫) [/blogcard]


Sponsord Links


こちらの記事もおすすめです