『きっとくる…きっとくる…』

映画「リング」で貞子が登場する場面で流れるテーマ曲
「feels like ‘HEAVEN」の歌詞の一節として有名です。

社会現象にもなった「リング」の貞子ですが、
貞子の母親である山村 志津子は実在する人物を
モデルとしているのをご存知でしょうか?

貞子の母親である山村 志津子のモデルは
御船 千鶴子(みふね ちづこ)さん

千里眼 御船千鶴子

出典:dl.ndl.go.jp

1886年(明治19年)7月17日生まれの実在する人物です。
彼女は、当時『透視能力(当時は千里眼と言われていた)を持つ超能力者』
として大変話題の人物となりました。

千鶴子(ちづこ)さんは、生まれながら勘のするどい女性で
感受性が豊かだったと言われています。

千鶴子(ちづこ)さんが17歳の頃、義兄である清原猛雄に
催眠術をかけられ超能力を目覚めさせました。

そして22歳の頃から本格的に透視を開始しました。

千鶴子(ちづこ)さんが実際に透視したといわれているもの

・夫の財布からなくなった50円玉が姑の使っていた仏壇の引き出しにあると言い当てる
(引用元:wikipedia

・三井三池炭鉱(みついみいけたんこう)を発見し
謝礼2万円(現在の価値で約2000万円)を得る
(引用元:wikipedia

・輸送船・常陸丸に乗船していたとみられていた第六師団兵士の安否を透視させた
ところ途中で故障があり乗船していなかった事を言い当てた
(引用元:千里眼事件とその時代

・海水浴中に海中で紛失した指輪を干潮時に透視によって発見した
(引用元:千里眼事件とその時代

 

詳しい内容は第13回千里眼事件とその時代をご覧ください

福来友吉(ふくらい ともきち)との出会い

貞子 実在

出典:ryomichico.net

福来友吉博士(心理学・超心理学者)

東京帝国大学(現在の東京大学)の助教授

当時、福来(ふくらい)助教授の教え子が、千鶴子(ちづこ)さんの実験結果を
福来(ふくらい)助教授に伝えていました。

その後、井芹経平がレベルの高い実験を勧めたため自ら実験することに。

「第一回通信実験」により認印を押して封をしたものを千鶴子(ちづこ)さんに
郵送し透視させ、結果は合計7通中、完全的中3通・不完全的中4通(一部の文字を誤るなど)
となり福来(ふくらい)助教授は、結果良好とし、千鶴子(ちづこ)さんのいる
熊本への出張を決めます。

明治43年(1910年)年4月8日熊本にて実験を行い、
福来(ふくらい)助教授は、千鶴子(ちづこ)さんの能力を確信。

この時の実験結果を心理学会で発表し新聞で大きく取り上げられ大きな話題となりました。
また、長尾郁子(ながお いくこ)さんを初めとした「千里眼」の持ち主と名乗る人が
多数現れました。

これら一連の騒動の事を「千里眼事件(せんりがんじけん)」と言います。

記事参考元:第13回千里眼事件とその時代

公開実験~自殺に至るまで

1910年(明治43年)9月14日より物理学の権威である山川健次郎らが
立会い透視実験を行ないました。

1回目:実験物を山川が用意したものでなく福来が用意したものを
透視し、実験物取り違えの疑惑を招くことに
※新聞は否定的な論調を強めていきました

2回目:透視を成功させます

3回目:見事透視に成功

 

新聞は、公開実験より透視について否定的になりつつも
この実験当時は参加した学者たちは完全否定するものはいなかったそうです。

明治44年1月18日千鶴子(ちづこ)さんは重クロム酸を服毒し自殺。
19日に24歳という若さで亡くなっています。

亡くなる前、親族に「遺言はないか」と聞かれたところ
「いえ、何も申し上げることはありません」と答えたそうです。

自殺理由でもっとも有力視されていたのは親族間での不和とされています。
父と義兄との間で千鶴子(ちづこ)さんの取り合いがあったと
言われています。
※千鶴子(ちづこ)さんの千里眼が話題となり利益が多大であったとされる為

引用元:超常現象の謎解き

映画では、新聞に能力を批判され自殺されたという設定でありますが、
話題となった事で得られた利益の親族間での取り合いが、1番・千鶴子(ちづこ)さんを
苦しめたのではないか?と個人的に思います。

筆者が子供の頃、
目を閉じて友達が選んだ色ペンの色を当てる
遊びをしていました。

超能力ではないですが、友達の5人に1人くらいは
直感で3回に1回程度はペンの色を当てていました。

千鶴子(ちづこ)さんは、感受性が強く勘もするどい女性だったと
語られているので第六感といわれる能力が人よりも強かったのかもしれません。

今となっては千鶴子(ちづこ)さんに透視能力があったのか
なかったのかは分かりませんが、「超能力」という
目には見えない不思議な力を世に広めた先駆者である事は
間違いないでしょう。

そして彼女がいなければ、社会現象となった
「リング」はうまれなかったかもしれません。


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