2012年のノーベル生理学・医学賞を受賞し、iPS細胞の研究の立役者
山中伸弥(やまなか しんや)さんが注目する若手研究員がいます。

堀田秋津

出典:京都大学

彼の名前は堀田秋津(ほったあきつ)さん37歳。山中教授が、声をかけ京都大学のiPS細胞研究所で、教授のもと研究されています。
堀田さんは最年少の主任研究員です。

彼が主に研究しているのは、筋肉が徐々に衰えていき、場合によっては
死に至る難病「デュシェンヌ型筋ジストロフィー」
「デュシェンヌ型筋ジストロフィー」は今のところ根本的な治療方法はありません。

堀田秋津助教授が率いるグループは、2014年に遺伝子の変異が原因で
発症する筋ジストロフィーの患者の皮膚から人工多能性幹細胞(iPS細胞)を作製し、
遺伝子を修復することに成功し、それは米科学誌「ステム・セル・リポーツ」のオンラインにも
掲載されました。

さらに修復させるだけでなくさらに、修復したiPS細胞を筋細胞に分化させたところ、
正常な筋肉と同じようにタンパク質を作ることができたといいます。
(引用元:産経ニュース

デュシェンヌ型筋ジストロフィーは、遺伝子が途中でおおきくなくなっている変異起る事がおおく
ジストロフィン・タンパク質がまったくできなくなってしまったり、中途半端なタンパク質が出来てしまったりすることが約30年近く前からわかっていました。

2013年に登場した CRISPR という分子のハサミが登場し、ヒトの
ゲノムのたった一カ所、狙った場所だけを切る技術が開発されました。

人間には自然治癒力がもともと備わっていますが、この技術も
ゲノムに小さな傷をつけげDNAの自然治癒力を働かせジストロフィンを回復させようとするものです。

堀田秋津助教授は、すでに患者さんのips細胞で修復方法を検討、実施し
ジストロフィン・タンパク質が回復出来る事を示しました。

しかし、修復した細胞を、どう患者さんの筋肉組織に届けるか?という大きな問題が
残っているのも事実です。(引用元:remudy

それでも、素人からすれば「ゲノム・DNAを手術する技術が存在している」こと自体に驚きを隠せません。

CRISPR という分子のハサミが登場したことで、遺伝子がもとでデュシェンヌ型筋ジストロフィーの
治療の可能性は大きく広がったと言っても過言ではないでしょう。

また堀田秋津助教授の研究は、他の遺伝子疾患の治療方法に新たな可能性を
見出すきっかけともなるのではないでしょうか?

iPS細胞といい分子のハサミといい、現在の医学は大きく発展しています。
今後も京都大学のiPS細胞研究室には注目していきたいものです。

堀田秋津さんプロフィール・経歴

出身:愛知県名古屋市
2001年3月名古屋大学 工学部 化学・生物工学科 卒業
2006年3月名古屋大学 工学研究科 生物機能工学専攻 博士課程修了 (工学博士)
2006年4月~2010年2月カナダ トロント小児病院 発生・幹細胞部門 博士研究員
2008年6月~2010年2月カナダ オンタリオ・ヒトiPS細胞研究所 研究員兼任
2010年10月~2014年3月JST戦略的創造研究推進事業「さきがけ」研究員
2010年3月~京都大学 iPS細胞研究所 (CiRA) 初期化機構研究部門 堀田研究室 主任研究員(特定拠点助教)

その他経歴の詳細はこちら→


Sponsord Links


こちらの記事もおすすめです