1991年7月16日『ライフラインエクスプレス』と呼ばれる
世界で初めての「病院列車」がインドで運行を開始した。

魔法の列車 インド

出典:impact.org.uk

この病院列車は「魔法の列車」とも言われている。

BBC India’s Hospital Train▼

病院列車は、インドの国鉄とインパクトインド財団(impact india foundation)ら
が協力し運営が開始された。

病院列車は、医療が十分に受けられない
インドの貧しい農村の80万人以上の人々に無料で医療サポートを行なってきた。

視力・運動能力・聴力回復のための外科手術はもちろんのこと、
顔面奇形、てんかん、歯科など幅広い治療と予防などの医療サービスを提供している。

この病院列車は約150,000のインド国内及び海外のボランティアの医師と
寄付、スポンサーらによって運営が支えられている。

寄付は「インパクトインド財団」のHPより行う事ができる。

病院列車 インド

出典:defence.pk

病院列車は
同時に5人の患者の手術を行なえる2つの手術室、
医師たちの暮らす部屋、回復室、減菌室の5両で編成されている。
(引用元:gulfnews.com

1回のプロジェクトは約4週間に渡り、その間に数百の手術や健康診断が
行なわれる。1週間ごとに医師は入れ替わり対応する。

病院列車は多くの患者を救ってきた。

例えば、ある村の少女は2歳の時にポリオにかかり、彼女は歩く事ができなくなっていた。
家族らは悲しんでいたがどうすることもできなかった。

日本ではワクチン接種の普及により現在は、『ポリオ』の大流行は起こっていないが、
インドでは少し前まで大流行しておりポリオの根絶は不可能とまで言われていた。

ポリオは関節なや筋肉を動かす脳やせきずいの細胞にウィルスが入り込み
身体にマヒ症状がでる疾患である。(引用元:cnn.co.jpより)

しかし彼女は、病院列車によって手術を受け、彼女は手を使わずに
歩く事ができるようになった。

彼女の夢は「学校の先生になること」だという。

またある男の子は口唇裂(こうしんれつ)の状態で生まれた。
学校では、「カットリップ(cut lip)」というあだ名で呼ばれていた。

※口唇裂(こうしんれつ)とは上くちびるが裂けたような状態になっている
病気のこと。

病院列車に行けば必ず手術が受けられるという確証はない。
しかし、彼と家族は治療が受けられることを信じ列車へ向かう。

彼は『手術を受ければ、自分の人生が変わるのではないか』と語っていた。
彼らの望みは叶い、無事に手術を受ける事ができたのであった。
(動画BBC India’s Hospital Trainより)

『ライフラインエクスプレス』が何故、『魔法の列車』と言われているか
動画を見ていると分かるような気がする。

患者や患者の家族らは奇跡を望み「神」に祈るしかない状態に立たされていた。
その為、病院列車は「最後の希望」であるのだ。

病院列車は、病気を治すだけではなく患者や家族に「生きる希望」を与えている。


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