2019年7月22日愛媛県松山東署で、
窃盗罪の容疑で22歳の愛媛大学の女子大学生を誤認逮捕していたことが分かりました。

女子大生は、1月9日午前2時10分頃に松山市清水町3丁目で、
乗っていたタクシーの車内から現金5万4千円とセカンドバックなどを盗んだとして
8日に逮捕され「実名」で報道発表されました。

そもそも誤認逮捕された女子大生はタクシーに乗っておらず容疑を否認していましたが、
ドライブレコーダーの映像から、誤認逮捕された女子大生と真犯人の顔が似ていたため
今回の問題が起こってしまいました。

これに対して、誤認逮捕された女子大生は手記を発表しています。
以下に手記全文を記載しますが、要約すると

「就職も決まってるなら大ごとにしたくないよね?」
「タクシーに乗った記憶ないの?二重人格?」
など脅しとも取られるような自白を強要されたそうです。

また、真犯人が見つかった後、警察からは
「真相の解明に必要な逮捕だった」と言われ、担当した警察官からは
未だ謝罪の言葉がないとのこと。

彼女の手記を見ると、関係のない私まで怒りが込み上げてきます。

 

ad by google

【誤認逮捕松山】手記全文

今年1月に松山市内で発生したタクシー内での窃盗事件で私が誤認逮捕された件について、
警察や検察からの発表のみでは伝わらない部分も多々あるかと思い、今回コメントを発表させていただきます。

この事件の捜査では、決して適切とは言えない対応を警察から繰り返されました。

そのため私は、取り調べが終わるたび、すぐに全てを日記に付けて記録してきました。

ドライブレコーダーに写っている女と私が似ていたこと、その女と私が同じアパートに住んでいたことなど悪い偶然が重なり、私が容疑者になってしまうことは仕方がないのかもしれません。

しかし、私は一番初めの取り調べから一貫して容疑を否認し、その女と私が別人であることを何度も訴えてきました。にもかかわらず、捜査に関わった刑事全員が私の話に耳を傾けることはありませんでした。

取調官は、私が「本当の犯人を捕まえてください。こんなの何の解決にもならない」と言えば、

「犯人なら目の前にいるけど」と言い、初めから私を犯人だと決めつけていました。

他にも「やってないことを証明できないよね?」「タクシーに乗った記憶ないの?二重人格?」「いつ(自分がやったと)言うのか待ってるんだけど」「罪と向き合え」

など、耳を疑うようなことを次から次へと言われました。

また、自白を強要するかのような言葉を執拗(しつよう)に言われました。

「就職も決まってるなら大ごとにしたくないよね?」「君が認めたら終わる話」「こんなに時間のかかるものじゃない」「ごめんなさいをすれば済む話」

「懲役刑とか罰金刑とか人それぞれだけど早く認めたほうがいいよ」「認めないからどんどん悪い方へ行ってるよ」「今の状況は自分が認めないからこうなってるんだ」「また取り調べか、とか思ってるんだろう。認めないと終わらないよ」など、

挙げればきりがありません。逮捕された後は、弁護人の助言で警察の取り調べに対しては黙秘していたのですが、
「弁護士に言われたから黙秘するのではなく自らの意思で話せ」と言われました。

 本当に悔しかったです。自分たちが正しいと過信している警察には何を言っても無駄だと気付き、
ただひたすら真犯人が出てくることを祈るしかありませんでした。

 

そもそも、私は取り調べの他にも指紋採取やポリグラフ検査、3D画像の撮影など、全ての任意捜査に素直に応じてきました。

朝の10時ごろから夕方17時ごろまでかかることもあり、体力的にも精神的にもつらかったですが、素直に応じました。そうすることで身の潔白を証明できると信じていたからです。

 

しかし、最後の取り調べから1カ月以上たってから突然家宅捜索に入られ、そのまま逮捕されてしまいました。

幸いにして、勾留請求は認められず釈放されましたが、逮捕直後、もし勾留されたら取り調べに耐え切れずにやっていないことを認めてしまうかもしれないという不安な気持ちがあったのも事実です。

誤認逮捕であることが分かった後、警察からは「真相の解明に必要な逮捕だった」と説明を受けましたが、到底納得できるものではありません。

3D画像はきちんと解析したのか、ポリグラフ検査の結果はどうだったのかという私からの質問に対しては、はっきりした回答を得ることができませんでした。

担当刑事からの直接の謝罪はいまだにありません。

5月27日から7月19日という期間は私にとってはとても長く、不安、恐怖、怒り、屈辱といった感情が常に襲い、ぴったりと当てはまる言葉が見つからないほど耐え難いものでした。

手錠をかけられたときのショックは忘れたいのに忘れることができず、今でもつらいです。

私には前歴・前科もなく、本当に真面目に生きてきたつもりです。このような事件に巻き込まれ、犯人と決めつけて自白を強要するかのような取り調べを受け続け、実名報道までされたことを絶対に許すことはできません。

今回の誤認逮捕は、適正な捜査を行っていれば起こらないはずでした。

私のような思いをする人を二度と出さないためにも、口先だけの謝罪で済ませるのではなく、今後どのような指導を行い再発防止に努めるのか具体的に公表してほしいです。

 

なお、報道関係者各位におかれましては、自宅および大学周辺、家族、友人などへのこれ以降の取材はお控えいただきますようお願いいたします。

2019年7月29日 匿名希望

(引用元:愛媛新聞ONLINE)

松山の誤認逮捕に関する世間の声

松山で誤認逮捕・実名報道【まとめ】

今回、松山で起きた誤認逮捕。
若干22歳の女子大生が、手錠をかけられ身に覚えのない罪で
「逮捕されてしまうかもしれない…」と本当に怖かったと思います。

就職も決まって、これからというときに「実名報道」までされてしまった
女子大生の辛さ・悔しさは、どれほどのものだったのでしょうか?

警察の保身の為に、今回の誤認逮捕に関しても正当化している感が伺えます。

そして、何より担当した警察官が速攻で謝るべきところ、謝ってないところが許せません。

警察は自白を強要したつもりはないと発表していますが、
そもそも罪もない女子大生をきちんとした捜査がなされずに誤認逮捕したことに
関して、もっと罪の意識を持つべきだと思います。

今回の件は、世間でも非難の声が上がっており賠償請求もした方が良いとの
声も上がっています。

今回、実名報道された女子大生がこれからこの誤認逮捕に負けずに
将来を歩んでいってほしいと願うばかりです。


スポンサードリンク


こちらの記事もおすすめです