男女の友情に対する男性側の本音と男性心理5つ＆男女の認識の違い【心理学】

この記事では、 「男女の友情における男女の認識の違い」と「男女の友情に対する男性側の本音と男性心理５つ」について心理学の視点から詳しく解説しています。

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男女の友情における男女の認識の違い

1.友人に対する好意をはかる尺度がある

アメリカの社会心理学者ルービンは、 好意感情（LIKE)と恋愛感情(LOVE)は別のものだと考え、「好意尺度」と「恋愛尺度」を作成しました。

それによると、友情は以下の３要素から成り立つといいます。

一方、恋愛は以下の3要素から成り立つとしました。

つまり、「心身ともに繋がっていたい」「相手になんでもしてあげたい」「独占欲や依存心」を感じるのが、恋愛感情。性的な要素が含まれています。

友情の場合は、「尊敬」「信頼」「気が合う」と感じる度合いが高く、性的な要素を含まないため、友情としての好意だと判断できます。

異性の友達を、同性の友達と同じような目で見ることができれば、その好意は「友情」であり、男女の友情が成り立つこととなります。

2.男性は恋愛と友情を区別できない

ルービンによると、 「恋愛感情（LOVE)」と「好意感情(LIKE)」の感情を男性は、明確に区別できない傾向が強いとのことです。

日本人の大学生を対象とした研究でも、恋人と友人との親密度を点数で表すと、男性の方が点数の差が小さいという結果がでています。（※）

男性は、より多くの子孫を残さなければならない本能が働いているため、性欲も女性の約10倍と言われています。

ある調査では、男性は目の前に１０人女性がいれば、７〜８人の女性を「アリ」だと判断するという結果もあり、男性にとってほとんどの女性が「恋人候補」もしくは、「性の対象」なのです。

3.女性は完全に友情と恋愛を分けることができる

一方で、女性は友達と恋人をハッキリと区別する傾向が強いです。

女性は、男性と違って1度に複数の子孫を残すことはできません。多くの女性は、1度に1人の子どもを妊娠することになり、約9カ月もの間、お腹に赤ちゃんを守りながら暮らすことになります。

そのため、 女性はより優秀なDNAを求めるため、男性に対して厳しい目で判断するのです。

したがって、女性が完全に「友人」と男性を判断すると、よっぽどのことがない限りは、その男性に恋愛感情を抱く可能性は低いと言えます。

女性は男友達に対して、自分の素を見せたり、本音を語ったりと同性の友達と同じように接します。
しかしこの女性の行動は、男性を勘違いさせてしまうことに繋がります。

その結果、好きな男性には好かれないのに、何も思っていない男性には好かれるという現象が起きやすくなるのです。

つまり、女性は恋愛感情を抱く男性にこそ、ざっくばらんに素の自分を見せたほうが好意を抱かれやすいということです。

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男女の友情に対する男性側の本音と男性心理５つ

1.理性で我慢している

これまで解説してきたように、 男性にとってほとんどの女性は「恋人候補」もしくは、あわよくばという下心を抱く対象です。

私の知り合いの大学生の男の子Y君は、 「男は、女友達のこと可愛いって思ってるんすよ。でも、女友だちにその気がないこと分かってるから、友だちやってるんすよね」とある時語っていました。

つまり、男性は女友だちのことを「恋人にしたい」と思わないまでも、可愛いと思っており、相手から脈ありサインが出ればいつでも恋人に発展できる準備が整っていると言っても過言ではないのです。

そのため、男性は女友だちに対して「あえて異性として意識しないよう」理性で我慢していると言えます。

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2.次の彼氏の座を狙っている

モテる女性の側には、「友だち」の顔をしながら、したたかに次の彼氏の座を狙う男性が複数存在するものです。

モテる女性というのは常に恋人がいる可能性が高く、男性が相手の女性に好意を抱いた場合でも積極的にアピールできない状況に立たされていることも少なくありません。

その場合、男性は女性の男友達になり、 彼女が彼氏と喧嘩した時や、弱っている時など、タイミングを狙ってアプローチをかけようと画策する人も少なくありません。

この時の男性心理としては、女性の次の彼氏の座を狙うためにあえて友だちになるという選択をしているのです。

3.自分の気持ちに気付いていない

社会心理学者のルービンによると、 男性はLOVEとLIKEの感情が曖昧で、自分の感情を明確に区別できない傾向が強いとしています。

実際、男性は自分の気持ちに鈍感で、いつも一緒にいる女友だちに彼氏が出来たり、会えなくなることで初めて「ああ、俺って彼女のことが好きだったんだ」と気付くケースは意外と多いものです。

そのため、現時点では男性側は「彼女の事は友だちとして好き」だと思っていても、実際には、「恋愛感情」を抱いている可能性もあるということです。

この場合、男性に恋愛感情を気付かせるには、他の男性と仲良くする・デートするなど、少し嫉妬させてみたり、少しの間連絡を取らないなどの方法を取ると効果的です。

以下、しばらく連絡しない効果についての記事も参考になります。

4.きっかけがあれば恋人に発展できる

男性は、ほとんどの女友だちに対して、「恋人候補」もしくはそれに近い感情を持っています。
そのため、きっかけがあれば、男性は女友達と恋人関係に発展できると考えています。

大学生のY君は、これまで恋愛感情を抱いてなかった女友だちにある日告白されました。

その際、「その時、特に好きな人もいないし彼女も居なかったから、付き合ってみてもいいかな」と思って交際をスタートさせたそうです。

女性の場合はこうはいきませんが、男性の場合は、 例えその時点で恋愛感情がなくとも、告白されるなどのきっかけがあれば、女友だちを恋人として見ることができる可能性が高いのです。

5.全く女として意識していない

男性の性欲は女性の約１０倍で、目の前に女性が居れば１０人中、７−８人はアリだと判断するのが男性です。
とは言え、 全く女性として意識できない女性というのも少なからず存在します。

特に男性というのは視覚から恋をする生き物なので、相手の女性に対して「女らしさ」が全く無い場合は、異性として見ることができないことが多いようです。

また、アメリカの心理学者スタンバーグは愛の要素を「情熱」「責任（コミットメント）」「親密性」の３つに分けた「愛の三角形理論」を提唱しました。

これによると、これらの度合いを三角グラフで表したときに正三角形になると「完成された愛」になるとしました。

この説に基づいて考えると、 親密性のみが突出している場合は、「情熱」「責任（コミットメント）」がない「親密さ」だけがある状態で、友人や知人がこれに当てはまります。

情熱や責任がなく、親密さだけある状態です。友人や知人が当てはまります。

友人の場合、情欲や責任がなく恋愛の初期段階にも至ってない関係性です。
今後、相手に対して情欲を抱くことがなければ、次の段階に進むことはありません。

一方、情欲だけがある状態だと恋愛の初期段階で、親密さと情欲があり「責任」がない場合は、都合の良い関係によく見られるものです。

最終的には、全ての要素を持つカップルは「完全な愛」を手に入れていることとなり、15年以上も男女の関係を続け、充実した関係を保つことができるといいます。

友達としてしか見れない男性心理＆女性の特徴については、以下の記事が参考になります。

彼はあなたを「恋人候補」だと思っている？

このように、男性は自分の好意の感情の境界線が曖昧なため、好きという感情に気付いていない場合もあります。

そこで、彼の本音を知る方法の1つとして「占い」「スピリチュアル」があります。

占いを信じない方もいらっしゃるかと思いますが、目に見えない力（透視・波動修正など）を活用することで、彼の気付いていない本音を探ることも可能です。

えん

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【結論】男女の友情は女性次第で恋人に発展する可能性大

今回の記事の内容をまとめると、以下の通りです。
男女の友情における男女の認識の違い

男女の友情に対する男性側の本音と男性心理５つ

◎男性にとって女友達の多くは「恋人候補」。女性がその気になれば、恋人に発展させるのは、そう難しくはなさそうだね

（※）参考文献

・斎藤 勇「男女がうまくいく心理学辞典」（朝日新聞出版）
・斎藤 勇「図解心理学用語大全」（誠文堂/新光社）