今から約10年ほど前、ブライアン・バンクス(Brian Banks)は、
カリフォルニア州のポリテック高校でアメリカンフットボールの
スターとして活躍していた。

ポリテック高校は何人ものNFL選手を輩出したアメフトの名門校でもある。

ブライアンバンクス 冤罪

出典:en.wikipedia

ブライアンの夢はNFL(プロアメリカンフットボールリーグ)の選手になる事であった。
実際にブライアンには全国でもアメフトで有名な大学チームから声もかかるようになっており、
USC(南カリフォルニア大学)への進学も約束されていた。

しかしブライアンの人生はその後、一変することになる。

ブライアンはクラスメイトの女性に性的暴行をした罪で有罪となり
5年間服役する事となった。

ブライアンは当時、無実を訴えたが弁護士に罪を認めないと
41歳になるまで刑務所で過ごさなければいけなくなるだろうと言われていた。

ブライアンは5年間服役し、その後、GPS付きのブレスレットを足首につけて5年間保護観察を受けていた。
しかし彼が刑務所を出た後、訴訟をおこしたクラスメイトの女性が
フェイスブックでブライアンに連絡を取り虚偽の話を
作り上げたことを告白してきたのである。

ブライアンは私立探偵を雇い、彼女から自白の証拠をとる為に協力を要請した。

探偵は隠しカメラを部屋に設置し、彼女から「ブライアンは私をレイプしていない」
という自白をビデオカメラに収める事に成功。

ブライアンは裁判所にビデオを提出。2012年5月彼の無実が認められた。
ビデオの証拠により裁判所は、クラスメイトの女性に260万ドルの
賠償金を命じ、彼女が訴訟を起こした際に支払われた賠償金の返済を求めた。

ブライアンが免罪された数日後、ある人からブライアンに電話がかかってきた。
それは約10年前に、ブライアンに声を掛けていたUSC(南カリフォルニア大学)の
ヘッドコーチ・ピート・キャロルであった。

彼は、現在NFLの6チームの一つであるシアトル·シーホークスでコーチをしていた。
彼は、ブライアンにチャンスを与えるべきであると考えていた。

ブライアンは、チームのミニキャンプに参加することとなったが10年のブランクは
大きく、契約するには至らなかった。

しかしブライアンのプロのアメフト選手への道が閉ざされたわけではなかった。

2009年に発足したプロのアメフトリーグUFL(United Football League)
の1チームであるラスベガス・ロコスが彼に興味を持っていたのである。

そして彼は、10年の時を経てアメフト選手として復活したのである。
彼は、UFLでプレーした後、2013年念願であるNFLと契約を結んだ。

NFLでは4ゲームに出場したのみであったが、その後、演説者として
公演も行っている。

また彼の半生は映画化される予定である。
『ザ・ブライアン・バンクス・ストーリー(原題) / The Brian Banks Story』

参考文献:cbsnews.com/nbclosangeles.com/シネマトゥディ

将来有望なアメフト選手の未来を奪った一人の女性の嘘。
その代償はお金で支払えるものではないであろう。

しかし被害者であるブライアンは、その現実に負けず戦い
10年のブランクを乗り越えNFLでプレーする夢を実現させた。

冤罪がなければ今やNFLのスーパースターになっていたかもしれない。
しかし冤罪を乗り越え、夢を実現させたブライアンだからこそ
伝えられる事がたくさんあるのであろうと思った。

ブライアンはまだ29歳である。(2015年現在)
今後、様々な分野での活躍を期待したい。


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