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1947年11月17日、不動産経営者の荒木虎美(とらみ)が
大分県別府市の国際観光港の海で、泳いでいる所を救助されました。

荒木虎美によると、その日、妻と子供2人でドライブに出かけていました。
自分は助手席で寝ていましたが、運転している妻が大きな悲鳴をあげ、目を覚ましたが、
その時、既に海中にいたと言います。

その後、割れたフロントガラスからなんとか自分は
抜け出す事ができたと証言しています。

荒木虎美 画像荒木虎美

出典:officej1.com

同乗していた妻の玉子さん(41歳)
長女の祐子ちゃん(12歳)次女の涼子ちゃんは(10歳)
溺死体として発見されました。

当時は、交通事故とみられていたこの事件ですが、
後に荒木虎美は、家族に多額の保険金を掛けていた事が発覚。

当時の上級職国家公務員の月給(初任給)は72,800円
そんな中、荒木虎美は、月に約13万円の保険金を掛けていました。

1974年に起きたこの「別府3億円保険金殺人事件」
今まで、数々の保険金殺人事件が報道されてきましたが、
警察が、逮捕する前から保険金殺人疑惑を先行報道した最初の
「劇場型犯罪」とも言われています。

松本清張の小説「疑惑」はこの事件がヒントにされており
小説は映画化もされています。

荒木虎美の生い立ちについて

1927年大分県の農家に生まれ、戦時中は海軍の特攻隊に属していました。
当時の名前は、山口虎美。
終戦後は、工業専門学校を卒業し代用教員となります。

その頃、山口虎美は結婚していました。
しかし、1949年、愛人が山口の子供を身ごもります。

当時「堕胎罪」というものがあり、公には堕胎ができなかった為、
虎美は、知り合いの鍼灸師に頼み込み堕ろしてもらった。

しかし堕胎が終わると、「堕胎罪を告発する」と鍼灸師を告発。
その後、鍼灸師は虎美を恐喝罪で告訴。

虎美は懲役3か月、執行猶予3年の実刑判決を受け教員をやめることに。

妻とは別居した虎美は、別府で肉屋を始めますがうまくいかず、
次は放火による保険金詐欺をおこないました。

放火2週間前に火災保険をかけ、店に放火し全焼させました。
一時、虎美は保険金を受け取ることができましたが、
調査により、「保険金詐欺」と「放火罪」で起訴されます。

懲役8年の実刑を受けることに。それにより妻とは正式に離婚しました。

虎美にとってこれが最初に起こした「保険金詐欺」事件となります。

荒木虎美 松本清張エドワード・ケネディ

出典:Wikipedia

出所後は、不動産業をはじめましたが、傷害罪を犯し再び服役。
この時に、エドワード・ケネディが自分の愛人を事故に見せかけ
死亡させた事件から「保険金殺人」のアイディアを思いついたと言われています。

別府3億円保険金殺人事件が起こるまで

1972年不動産業の仕事をして、保険金殺人を実行すべく
「子供がいる母子家庭の母親」を獲物として狙っていた。

そして、虎美は、事件の被害者となる荒木玉子さんと出会ったのです。
玉子さんは、大工の夫と死別。15歳の長男・友広くんと
祐子ちゃん(12歳)次女の涼子ちゃん(10歳)3人の子供がいる
シングルマザーでした。

1974年8月1日2人は婚姻届けを出し、山口虎美は荒木虎美となりました。
また3人の子供とは養子縁組を組みました。

3人の子供は虎美を嫌っており、結婚後も別居生活を続け、
2カ月で3億1000万円の保険金をかけていました。

そして結婚後から僅か3か月後の11月17日虎美は、家族をドライブに
誘いました。長男の友広くんは、受験勉強を理由にドライブを拒否し
命拾いする形となりました。

事件後、葬式に虎美は表れず、結局は友広くんが喪主を務める事となりました。

荒木虎美 画像警察による実験

出典:jikenshi.web.fc2.com

事故発生から10日後、虎美は、保険金を受け取るために警察へ
事故証明をもらいに行きました。
しかし、捜査が終わるまでは事故証明を発行できないと虎美の願い出を拒否。

虎美は、マスコミなどで警察の対応を非難。また、自らの潔白を
週刊誌などでも語っていました。

そんな中、虎美はフジテレビのワイドショー「3時のあなた」に生出演
することとなりました。

出演中、虎美を攻撃するような発言が出ると、虎美は逆上。
本番中に席を立ちました。

(記事引用元:別府・3億円保険金殺人事件平成医新荒木虎美3億円保険金殺人事件

そしてフジテレビの裏門で虎美は逮捕されることとなりました。
決定的な証拠はなかったものの以下のような重要な証拠により
虎美は死刑判決を受けます。

・車の鑑定で妻の膝に付いた傷と助手席ダッシュボードの傷跡が一致(妻が助手席に座っていた証拠)
・車に付いている水抜き孔のゴム栓が全て取り外されていた
・運転席前のルームミラーが固定式のものから脱落式のものに取り替えて、外れやすくなっていた。
・車のダッシュボードに窓ガラスを割るために用意したとされる金ヅチが入っていた。
・事件当夜に事件現場の手前の信号機で停まっていた日産サニーの運転席に荒木が座っていたとする鮮魚商の男性の証言
「チャパキディック事件をヒントに家族に保険金をかけて車ごと海に飛び込み自分だけ助かる手法で保険金を手に入れること」を荒木から打ち明けられていた刑務所仲間の証言

引用元:wikipedia

その後、荒木虎美は死刑実行される前に1987年病に倒れ、
1989年1月13日に死亡しました。

今まで、保険金殺人、結婚詐欺殺人など、数多くのひどい事件が
日本でも起こってきました。

以前、このような事件を起こす犯人について友人と話したことがあります。
こういった事件を起こす犯人は、共通して美形ではないけれど
「異性を魅了する力」があると。

荒木虎美も、次々と女性を魅了し、恋仲へと発展させていました。
また、決して美人ではない犯人が次々と男性をたぶらかし、お金を
だまし取るという事件が日本でも数多くあります。

犯罪心理学を学んでいるわけではないので理由はわかりませんが、
そのような「魅了する力」を持った犯人達が多い事が、不思議でなりません。

この世から、悲惨な事件が今後、無くなる事を願わずにはいられません。

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